東日本大震災から10年

東日本大震災から10年が経過しました。
亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を捧げますとともに、ご遺族の方々に心からお悔やみを申し上げます。
現在も避難生活を余儀なくされている方々に、心からお見舞いを申し上げます。また、震災から10年間、復旧復興にご尽力をされている全ての皆様に心から敬意を表します。
東日本大震災後、初めて東北地方に伺ったのは、5月のGW後でした。伺ったのは、宮城県雄勝町で、大学のボランティア活動に参加するためでした。また、5月25日には、当時の三重県松阪市長 山中 光茂 さんや佐賀県武雄市長 樋渡 啓祐 さんを初め、全国の首長や企業関係者の皆さんが発足させた「ハートタウンミッション」の活動で、岩手県陸前高田市に伺いました。
当時の写真や8月に訪問時の動画を編集して動画を作成しました。

また、政策研究フォーラム「改革者」2021年3月号(3月1日発行)の巻頭インタビューにて、岩手県陸前高田市の 戸羽 太 市長と対談をさせていただきました。テーマは、「東日本大震災から十年 復興の現場で振り返る」です。東日本大震災から10年の陸前高田市の取り組み、「ハートタウンミッション」の活動、そして、これから。Zoomでのインタビューにご協力をいただきました。

これからも東北地方の創造的復興を応援していきたいと思います。

千葉県知事選挙特別対談「市議会議員&若者からみた千葉県知事選~千葉の未来について語り合おう~」

市や世代を超えて語り合うことにより、3月21日投開票日を迎える千葉県知事選挙を、異なる視点から捉え、今後の千葉県政の課題や期待することを深掘りしていくことが目的です。主要3候補の政策を比較すると、大きくは10の論点に整理できると思います。その中で、今回、議論をしておきたい論点のひとつに、県と市町村との連携、県と政令市との関係があります。県と政令市との関係においては、「大阪都構想」など、大都市制度の問題として、全国的にも議論を重ねていく必要がある論点であります。また、今後、地方創生や地方分権改革の流れの中で、県と市町村との連携・役割分担、または市町村ごとの連携を考えていく必要があります。この点について、県内市町村の現職議員、前職議員を交え、議論し、何らかの政策提言につなげていければと考えています。 また、若者世代が関心を持ち、または若者世代の声も選挙戦を通じて、発出していくことが大切であると考えています。そこで、若者世代にも議論に参加していただき、世代を超えて、新たな政策の方向性を考えていきたいと思います。

開催日時:2021年3月16日(火)19時~21時
開催方法  Zoom ウェビナー(事前登録制)先着100名様
お申し込みは、こちらから
ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。
主催:ちばでも実行委員会(淑徳大学コミュニティ政策学部矢尾板俊平研究室)
共催:VOTE FOR CHIBA
パネリスト:水野実氏(千葉県浦安市議会議員) 高山敏朗氏(千葉県八千代市議会議員) 山本直史氏(前千葉県千葉市議会議員) 大学生
モデレーター:矢尾板俊平(淑徳大学コミュニティ政策学部教授)

議論内容
Part.1 千葉県知事選挙10の論点
Part.2 市議会議員からみた県と市との関係についての課題と期待
Part.3 各市が抱える課題と県との連携
Part.4 千葉県知事選挙、問われていない論点
Part.5 若者世代からの感想
Part.6 若者世代からの提案
Part.7 どうなる?投票率 どうする?投票率
視聴者からの質問への回答・フリーディスカッション
政策提言のまとめ

投票率と民意のはなし

 選挙のたびに話題になる「投票率」のはなし。私自身は、「投票率」は、民主主義のひとつの事象に過ぎないと思っています。日頃から、どのように社会に、地域に関わっているのか、社会や地域の意思決定プロセスの中で、自分自身の「幸せ」にアクセスする機会があるのか、また、そうしたプロセスが確保されているのかということによって、選挙に関心を持ったり、実際に投票のための行動が変わってくると思います。つまり、毎日の生活の中で、いかに自分の意見を表出し、決定に関わる機会が保障されているのか、ということが、結果として、投票率につながっているのだと考えています。
 重要なことは、自分の身の回りのことに関心を持ち、自分ができることで、そこに関わることだと思います。そうしたことの積み重ねが大切なのだと思います。
もうひとつ重要なことは、自分が投じた一票は、選挙の勝敗だけに影響を及ぼすわけではないということです。確かに、勝敗だけで言えば、自分が一票を投じたところで結果は変わらないかもしれません。しかし、当選者がどのぐらいの得票を得たのか、ということは、その後、当選者が自分の政策を推進する上で、大きな推進力になるということです。一方、落選者がどのぐらいの得票を得たのかということは、当選者の政策にブレーキをかけることになるかもしれません。
 まさに「民意」が「見える化」される瞬間でもあります。

『民主主義』という普遍的な価値を追い求めて

 「ちばでも」は、2012年衆議院総選挙時に、千葉1区立候補予定者公開討論会を開催したときから始まりました。淑徳大学コミュニティ政策学部の1期生有志と、当時、週1回、千葉みなと駅のタリーズコーヒーで「朝カフェ」を開催していた地域の有志の皆さんと一緒に手作りではありましたが、千葉1区から立候補を予定している候補予定者の方々にお集まりいただき、議論していただきました。
 翌年、2013年の参議院選挙は、選挙活動においてインターネットの利用が解禁された最初の国政選挙となりました。それまでは、インターネットの利用は、告示日前日の23時59分まで。後は、有権者は候補者の演説に足を運ぶしかありません。インターネット利用の解禁により、候補者は有権者と物理的な制約を超えて、対話を図ることができるようになりました。「ちばでも」では、千葉選挙区の立候補予定者にアンケートを実施し、政策比較表を作成し、WEBサイトに掲載しました。
 2016年の参議院選挙は、国政で初めて選挙権年齢が18歳に引き下げられた選挙となりました。今後、被選挙権年齢についても考えていくことで、若者の政治参画の可能性は高まっていくと思いますが、2012年から始まった「ちばでも」の歴史は、わが国の選挙制度が大きく変化した10年の歴史と重なります。
 「ちばでも」が目指すことは、有権者に「選択するための判断材料」を提供することです。そして、日本の民主主義を成熟させていくという壮大な夢を描いています。
 民主主義とは、政治制度のひとつでもありますが、その言葉には、普遍的な価値が込められていると思います。その価値とは、「社会は、あらゆる考え方や存在を受容し、法の下に平等であり、自由が保証された上で、選択を行っていくこと」であると言えます。
 多様な意見がある中で、自分の意見もしくは自分に近い意見が選択されることがあるでしょう。一方、そうした意見が選択されないこともあります。選挙に立候補すれば、時には勝利し、時には敗北するかもしれません。自分が応援している政治的プロジェクトが成功することもあれば、失敗することもあります。これらのことは、民主主義という普遍的な価値が成立しているからこそ、私たちは、何らかの行動ができ、また、自分たちの幸福を追求することができるのです。
 政治のことは難しい。自分が一票いれたところで何も変わらない。この社会はなんだか理不尽だな、たくさんの不満がある。こんな言葉を耳にします。まずは、自分の身の回りのことから関心を持ってもらいたいと思います。自分の一票では、国のことは何も変わらないかもしれないけれども、自分の身の回りのことに関心を持って、自分ができることをやってみることで、自分の身の回りにある問題は解決できるかもしれないし、何か変えることができるかもしれないのです。実は、自分の身の回りのことは、市区町村、都道府県などといった自治体の仕事に大きく関わっている可能性が高いですし、皆さんのひとつの行動は、そうした自治体の取り組みを変えることに影響力を持つかもしれません。
 「ちばでも」というプロジェクトは、そうしたことのひとつの「きっかけ」かもしれません。選挙は、18歳以上の誰もが自分の意見を投票という形で表現できる機会です。
 有権者に選択肢と対話を。「ちばでも」は、これからも民主主義という普遍的な価値を追い求めていきます。

淑徳大学コミュニティ政策学部教授
矢尾板 俊平

2020年度後学期の遠隔授業について~ミライの大学プロジェクト~

矢尾板俊平研究室では、「ミライの大学プロジェクト」を立ち上げ、学生の皆さんの学修機会を確保し、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、自宅にいながらでも学べる方法について、試行錯誤ではありますが、実践を行っています。受講生の皆さんは、下記の説明を読んで、学修を進めて頂きますよう、お願いします。

2020年度後学期の授業も、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、オンライン授業(動画配信・資料提示型)で実施いたします。その関係で、シラバス(授業計画、授業の方法、成績評価等)に変更も生じていますので、シラバスの確認もお願いします。

政策学概論

 「政策学概論」の授業では、WEB動画で授業のポイントを配信します。それを視聴し、資料に基づきながら、「調べ学習」を行った上で、課題に取り組んでいただきます。また授業の資料(パワーポイントをPDFで保存したファイル等)を配布しますので、必ず確認してください。また定期的に、Zoomを活用した授業を行う予定です。参加は「任意」ですが、できるだけ参加いただく方が望ましいです。Zoomでは、前回授業の「課題」の振り返りを行うとともに、質問を受け付けます。

政策学概論の学修ページ

公共政策論

 「公共政策論」の授業では、WEB動画で授業のポイントを配信します。それを視聴し、資料に基づきながら、「調べ学習」を行った上で、課題に取り組んでいただきます。また授業の資料(パワーポイントをPDFで保存したファイル等)を配布しますので、必ず確認してください。また定期的に、Zoomを活用した授業を行う予定です。参加は「任意」ですが、できるだけ参加いただく方が望ましいです。Zoomでは、前回授業の「課題」の振り返りを行うとともに、質問を受け付けます。

公共政策論の学修ページ

経済入門

 「経済入門」の授業では、WEB動画で授業のポイントを配信します。それを視聴していただき、資料に基づきながら、「調べ学習」を行った上で、課題に取り組んでいただきます。また授業の資料(パワーポイントをPDFで保存したファイル等)を配布しますので、必ず確認してください。
 授業の内容は、前日までに、manabaの「コースニュース」機能を通じて配信します。また掲示板機能を活用しますので、掲示板機能の更新情報が確認できるようにしておいてください。
 さらに定期的に、Webexを活用した授業を行う予定です。参加は「任意」ですが、できるだけ参加いただく方が望ましいです。Zoomでは、前回授業の「課題」の振り返りを行うとともに、質問を受け付けます。

経済入門の学修ページ

遠隔授業について~ミライの大学プロジェクト~

矢尾板俊平研究室では、「ミライの大学プロジェクト」を立ち上げ、学生の皆さんの学修機会を確保し、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、自宅にいながらでも学べる方法、教室での授業が開始されるまでの間も学べる方法について、検討を進め、試行錯誤ではありますが、実践を行っていくことにしました。受講生の皆さんは、下記の説明を読んで、学修を進めて頂きますよう、お願いします。

地域総合論

1.「地域総合論」の授業では、授業の資料(パワーポイントをPDFで保存したファイル)を配布し、WEB動画で授業のポイントを配信します。それを視聴し、資料に基づきながら、「調べ学習」を行った上で、課題に取り組んでいただきます。詳しくは、下記の「地域総合論の学修について」をよく読んでください。閲覧をするためには、パスワードが必要です。大学から配布された課題に記載された(もしくはS-naviで配信された)パスワードを入力してください。

2.「地域総合論」の学修は、授業時間(火曜日3時限目)に取り組み、できるだけ当日中に課題を提出するようにしてください。

3.学生の皆さんからの質問を随時、受け付けられるよう「質問フォーム」も用意しましたので、学習の途中で、いつでもご連絡ください。

地域総合論の学修について

地域総合論質問フォーム
※なお、ご質問を頂く際に、「技術的な問題」に関する質問の場合、ご使用になられている機材(PCかスマホ)か、PCの場合はwindowsかmacか、スマホであれば、iPhoneかAndroidかなどの情報、さらに、その問題が生じている状況を詳しく教えていただけると、問題解決のための方法が比較的早くご連絡できると思います。

記録:(第1回目に連絡した内容)地域総合論の学修について(第1回目用)
第1回目の地域総合論の学修については、上記の「地域総合論の学修について(第1回目用)」をクリックしてください。閲覧をするためには、パスワードが必要です。大学から配布された課題に記載された(もしくはS-naviで配信された)パスワードを入力してください。
※スマートフォンに「Google PDF Viewer」アプリ等のPDFファイルを読むためのアプリがインストールされていないと開かない可能性があります。パスワードを入れても閲覧できない方は、お試しください。

経済学概論B

1.「経済学概論B」の授業では、授業の資料(パワーポイントをPDFで保存したファイル)を配布するとともに、WEB動画で授業のポイントを配信します。それを視聴し、課題に取り組んでいただきます。詳しくは、下記の「経済学概論Bの学修について」をよく読んでください。閲覧をするためには、S-naviで配信されたパスワードが必要です。

2.「経済学概論B」の学修は、授業時間(火曜日1時限目)に取り組み、できるだけ当日中に課題を提出するようにしてください。

3.学生の皆さんからの質問を随時、受け付けられるよう「質問フォーム」も用意しましたので、学習の途中で、いつでもご連絡ください。

経済学概論Bの学修について

経済学概論B質問フォーム
※なお、ご質問を頂く際に、「技術的な問題」に関する質問の場合、ご使用になられている機材(PCかスマホ)か、PCの場合はwindowsかmacか、スマホであれば、iPhoneかAndroidかなどの情報、さらに、その問題が生じている状況を詳しく教えていただけると、問題解決のための方法が比較的早くご連絡できると思います。

記録:(第1回目に連絡した内容)経済学概論Bの学修について(第1回目用)
第1回目の経済学概論Bについては、上記の「経済学概論Bの学修について(第1回目用)」をクリックしてください。閲覧をするためには、パスワードが必要です。S-naviで配信されたパスワードを入力してください。
※スマートフォンに「Google PDF Viewer」アプリ等のPDFファイルを読むためのアプリがインストールされていないと開かない可能性があります。パスワードを入れても閲覧できない方は、お試しください。

地域スポーツ概論

1.「地域スポーツ概論」の授業では、授業の資料(パワーポイントをPDFで保存したファイル)を配布し、WEB動画で授業のポイントを配信します。それを視聴し、資料に基づきながら、「調べ学習」を行った上で、課題に取り組んでいただきます。

2.「地域スポーツ概論」の学修は、授業時間(火曜日2時限目)に取り組み、できるだけ当日中に課題を提出するようにしてください。

3.学生の皆さんからの質問を随時、受け付けられるよう「質問フォーム」も用意しましたので、学習の途中で、いつでもご連絡ください。

地域スポーツ概論の学修について

地域スポーツ概論質問フォーム
※なお、ご質問を頂く際に、「技術的な問題」に関する質問の場合、ご使用になられている機材(PCかスマホ)か、PCの場合はwindowsかmacか、スマホであれば、iPhoneかAndroidかなどの情報、さらに、その問題が生じている状況を詳しく教えていただけると、問題解決のための方法が比較的早くご連絡できると思います。

記録:(第1回目に連絡した内容)地域スポーツ概論の学修について(第1回目用)
第1回目の地域スポーツ概論については、上記の「地域スポーツ概論の学修について(第1回目用)」をクリックしてください。閲覧をするためには、パスワードが必要です。S-naviで配信されたパスワードを入力してください。
※スマートフォンに「Google PDF Viewer」アプリ等のPDFファイルを読むためのアプリがインストールされていないと開かない可能性があります。パスワードを入れても閲覧できない方は、お試しください。

生活関連物資の転売価格規制を

 国内で新型コロナウイルス感染症の影響が拡大している。市中の店舗からは、マスクやアルコール消毒液が姿を消した。その後、ティッシュ、トイレットペーパーやキッチンペーパーなどの紙用品も見なくなった。あたかも1970年代のオイルショックの再来のようである。
 当時と異なるのは、SNS(ソーシャルネットワークサービス)の存在である。SNSを通じて、それが根拠のない偽情報であったとしても、瞬間的に人々の間に伝播していくようになった。たくさんの人が語ることで、そこに真実味が生まれ、それが信じられる情報へとも変わってしまう。これが人々が抱える不安感を一層高めてしまい、店先に商品があれば、「すぐに必要でなくても、買っておこう」という行動へと変えていく。この負の連鎖を、断ち切ることはなかなか難しい。
 生産量が増加して、本来は需要を満たすだけの供給量があるはずなのに、市中の店舗で、自主的に「お一人様につき一個まで」という販売規制をかけているはずなのに、品不足は続いている。こうした自主規制だけでは、生活関連物資の不足は解消されず、国民生活に大きな影響を与えかねない。人々の不安な心理による買い占めも原因のひとつだが、転売目的の買い占めの影響も大きい。WEBのECサイトやオークションサイトなどには、市中の店舗から消えたはずの商品が高値で販売されている。リアルな世界の市場とは別に、ネット上にもう一つの市場があることもオイルショックの時代とは異なることだ。
 オイルショックの遺産と呼ぶべきか名残と呼ぶべきか「生活関連物資等の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律」と「国民生活安定緊急措置法」という法律がある。 「生活関連物資等の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律」 では生産事業者や販売事業者が買占めや売惜しみにより保有する特定の生活関連物資について、内閣総理大臣若しくは主務大臣が売渡し先を定めて、売渡しを指示することができる。その指示に事業者が従わなければ、さらに厳しく売渡しを命じることができる法律だ。
 「国民生活安定緊急措置法」は、価格を安定させるために、標準価格を決定し、標準価格よりも高額の販売価格を設定する事業者に課徴金を課すことができる法律だ。
 すでに経済産業省は、これらの商品について、オークションサイト事業者に出品の自粛を呼び掛けている。新型インフルエンザ等対策特別措置法の第59条には価格の安定等のために、これらの法令に基づき、適切な措置ができることが定められている。
 マスクの供給不足を解消するために、これらの法令に基づき、一時的に転売価格の規制を実施する必要があるのではないか。

新型インフルエンザ等対策特別措置法

生活関連物資等の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律

国民生活安定緊急措置法

CHIBA DREAM Campus 2019

~お笑いは人生を豊かにする!学生が創る”笑学”~

 『お笑い × 地域活性化 = ??』。
 その答えを、学生が探すため、2014年、2015年、2016年の3年間、開催してきた「よしもと幕張イオンモール劇場 × 淑徳大学コミュニティ政策学部矢尾板ゼミ DREAM CAMPUS in Chiba」。
 3年ぶりに、よしもと幕張イオンモール劇場で、大学生が企画・出演するお笑いライブの開催が決定しました! 大学生がお笑いステージをプロデュース。 しかも、今回は、人文学部や千葉市内の他大学・短大の学生ともコラボします。会場で、一緒に新しい発見をしてみませんか?

日時:2019年11月10日(日)
開場:18時45分 開演:19時 終了:20時30分
会場:よしもと幕張イオンモール劇場
入場料:前売券1000円、当日券1200円

出演:やさしいズ 
   淑徳大学コミュニティ政策学部・人文学部 学生 ほか

内容:学生プロデュースお笑いコント
   トークコーナー:「大学で初めて経験したこと」
            「大学・就活あるある」「〇〇のここが嫌だ!」
   企画コーナー

お申し込み先:
淑徳大学の学内外の関係者の皆様、ちば産学官連携プラットフォームの関係者の皆様は、無料でご招待いたします。11月8日(金)17時までにお申し込みいただくか、当日、ご招待券をお持ちください。 お申し込み先へのリンク

よしもと幕張イオンモール劇場へのアクセス
住所:千葉県千葉市美浜区豊砂1-1
   イオンモール幕張新都心グランドモール 3F
アクセス

企画・主催
淑徳大学コミュニティ政策学部 矢尾板俊平研究室
淑徳大学教育改革推進事業「思考力と表現力を修得するための新たなアクティブラーニング手法の開発」プロジェクト
ちば産学官連携プラットフォーム
協力:よしもと幕張イオンモール劇場

参院選2019を振り返って(2)

本当の争点は「世代間の利害配分」問題

 今回の参院選での各党のマニフェストを通覧しましたが、消費税率については意見が異なりましたが、幼児教育・保育無償化、高等教育の無償化、最低賃金の問題等の部分では、大きな違いはありませんでした。(学校給食の無償化には違いがありました)
 与野党問わず、「大きな政府」志向であることに変わりはありませんが、ここで選挙戦を通して、議論してもらいたかったのは、その財源をどのように確保していくのか、という点です。増税なのか、借金なのか、または徹底的な歳出削減を行っていくのか、将来世代の負担も考慮しながら、こうした政策を実施していくための財政的な裏付けをもっと議論してもらいたかったと思います。政党・候補者にとっては言いにくい話だと思いますが、その議論を行うことも政治の責任だと思います。
 今回の参議院選挙の争点とするべきであったのは、「世代間の利害配分」問題です。人口が増加し、経済成長率が高い時代は、その恩恵をいかに分配するかという問題が争点でした。しかし、人口が減少し、経済成長率が低い時代、そして超高齢社会が到来する中で争点となるのは、いかに社会全体の負担や不可を分担するかという問題です。財政問題然り、原発・エネルギー問題然り、社会保障・年金問題然りです。こうした問題を将来世代の負担も考慮した上で、世代間での利害を調整していくことが、新たな政治の役割であると考えます。
 また、こうした争点において、将来世代を担う若年世代が自分たちの意見をしっかりと伝えていく環境を作ることが大切だと考えています。

参院選2019を振り返って(1)

諸派の躍進

 今回の参院選で象徴的なのは、れいわ新選組とNHKから国民を守る会が比例代表区で議席を獲得するとともに、得票率2%を超え、政党要件を満たしたことです。特にれいわ新選組の比例代表での得票率は4.5%で躍進と言えるでしょう。
 このような結果は、若年世代への調査から、事前に予測することができました。自民党には投票したくないが、既存政党の野党で投票先もない。だから投票に行くのをやめよう、とか、投票するならば、既存政党ではない野党である「諸派」に投票しようという投票者の行動心理が働くのではないかと予測していました。それが「低投票率」と「諸派グループの躍進」という結果に結び付いたように思います。
 野党は、有権者からの信頼を獲得すべく、戦略的な野党再編や連携を進めていく必要があるのではないかと思います。