人生には2種類の「失敗」がある

人生には、2種類の「失敗」がある。
ひとつは「何かをしたことによる失敗」。もうひとつは「何かをしなかったことによる失敗」。
「何かをしなかったことによる失敗」は、自分がどんな失敗をしているかもわからないかもしれないし、何も成長することができない。
「何かをしたことによる失敗」は、振り返ってみれば、自分がどんな失敗をしたかを考えることができるし、その失敗から学ぶことができる。それゆえに、失敗はしたとしても、自分を成長させることができる。
「何かをしなかったことによる失敗」は、一歩も前に進めていないが、「何かをしたことによる失敗」は、一歩は前に進めている。どちらの失敗を選択すべきか。一歩でも前に進めることができる「何かをしたことによる失敗」を選ぶべきである。もちろん、「失敗」をするために、何かをするわけではない。しかし、何かをしなかったことよりは、何かをして失敗した方が得るものは大きいのである。だからこそ、まずは挑戦をすべきなのだ。

社会は、そうした挑戦者たちに敬意を払い、その挑戦者たちが失敗をしたとしても、その失敗を許容する寛容さを持つことが大切だ。「失敗」の積み重ねから、新たな技術が生み出され、それが現代社会の豊かさの源泉となっている。

さらに言えば、もっとも避けなければならないのは、「やらなければいけないことを知っているのに、それをやらない」ということだ。「知っているのに、行動をしない」、まさに「不作為の罪」である。

このままでは、誰かが損害を被ることを知っているのに、それを見過ごす。何もしない。これは「未必の故意」である。
知識を得た、学んだからこそ、実践、実行する責任が生じるのである。

黙ってられるか

川淵三郎著『黙ってられるか』(新潮新書)。
JリーグやBリーグの創設の話や日本の競技団体の課題などについても言及されています。
東京オリンピック・パラリンピックに向けての課題のひとつに、スポーツ競技団体のガバナンスの問題もある気がしました。

シンドローム

「ハゲタカ」シリーズの最新刊、真山仁著『シンドローム』。
今回の鷲津政彦のターゲットは「首都電力」です。永田町、霞が関、財界を巻き込んでの買収劇が展開されます。
電力ガバナンスを学ぶという点でも参考になります。

ちば産学官連携プラットフォームが設立されました

 この2年間、私にとっても大きな仕事の一つであった「ちば産学官連携プラットフォーム」が、8月9日に設立されました。本プラットフォームは、千葉市を中心とした地域の複数の大学・短期大学が連携して、また行政や産業界と協働をしながら、高等教育の魅力化と地域課題解決力を高めることが目的です。スローガンは「競争から共創へ」です。
 本年1月からは「千葉市内大学間研究会」を立ち上げ、行政や産業界からの意見もお聞きしながら、プラットフォームの構築を目指し、準備してきました。

8月9日時点での参加校は、
植草学園大学、植草学園短期大学、神田外語大学、敬愛大学、淑徳大学、千葉経済大学、千葉経済短期大学、千葉明徳短期大学、東都医療大学、帝京平成大学、放送大学の計11大学・短期大学です。

私自身は、プラットフォームの運営委員長として引き続き、取り組みに関わっていく予定です。ご支援、ご協力を賜りますよう、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。