西日本豪雨被害地域に伺わせていただきました

西日本豪雨で被害を受けた広島県東広島市、熊野町、坂町、海田町、岡山県倉敷市の真備町地区を訪問させていただきました。

海田町では、町役場にて、災害時の対応についてお話を伺い、改めて防災・減災の取り組み、住民の方の避難に関わる取り組みについて学ばせていただきました。住民の皆さんの「命」に、温かく寄り添い、「命」を守ることにご尽力をされている姿から、多くを学ばせていただくとともに、感動をしました。

北海道地震では、液状化問題やブラックアウトの問題なども課題となっています。

私たち大学でも地域の防災・減災、さらにはリスクマネジメントに対し、「できること」がたくさんあると、改めて気づかされました。

写真は、海田町の西田町長さんと。

人生には2種類の「失敗」がある

人生には、2種類の「失敗」がある。
ひとつは「何かをしたことによる失敗」。もうひとつは「何かをしなかったことによる失敗」。
「何かをしなかったことによる失敗」は、自分がどんな失敗をしているかもわからないかもしれないし、何も成長することができない。
「何かをしたことによる失敗」は、振り返ってみれば、自分がどんな失敗をしたかを考えることができるし、その失敗から学ぶことができる。それゆえに、失敗はしたとしても、自分を成長させることができる。
「何かをしなかったことによる失敗」は、一歩も前に進めていないが、「何かをしたことによる失敗」は、一歩は前に進めている。どちらの失敗を選択すべきか。一歩でも前に進めることができる「何かをしたことによる失敗」を選ぶべきである。もちろん、「失敗」をするために、何かをするわけではない。しかし、何かをしなかったことよりは、何かをして失敗した方が得るものは大きいのである。だからこそ、まずは挑戦をすべきなのだ。

社会は、そうした挑戦者たちに敬意を払い、その挑戦者たちが失敗をしたとしても、その失敗を許容する寛容さを持つことが大切だ。「失敗」の積み重ねから、新たな技術が生み出され、それが現代社会の豊かさの源泉となっている。

さらに言えば、もっとも避けなければならないのは、「やらなければいけないことを知っているのに、それをやらない」ということだ。「知っているのに、行動をしない」、まさに「不作為の罪」である。

このままでは、誰かが損害を被ることを知っているのに、それを見過ごす。何もしない。これは「未必の故意」である。
知識を得た、学んだからこそ、実践、実行する責任が生じるのである。

黙ってられるか

川淵三郎著『黙ってられるか』(新潮新書)。
JリーグやBリーグの創設の話や日本の競技団体の課題などについても言及されています。
東京オリンピック・パラリンピックに向けての課題のひとつに、スポーツ競技団体のガバナンスの問題もある気がしました。

シンドローム

「ハゲタカ」シリーズの最新刊、真山仁著『シンドローム』。
今回の鷲津政彦のターゲットは「首都電力」です。永田町、霞が関、財界を巻き込んでの買収劇が展開されます。
電力ガバナンスを学ぶという点でも参考になります。

ちば産学官連携プラットフォームが設立されました

 この2年間、私にとっても大きな仕事の一つであった「ちば産学官連携プラットフォーム」が、8月9日に設立されました。本プラットフォームは、千葉市を中心とした地域の複数の大学・短期大学が連携して、また行政や産業界と協働をしながら、高等教育の魅力化と地域課題解決力を高めることが目的です。スローガンは「競争から共創へ」です。
 本年1月からは「千葉市内大学間研究会」を立ち上げ、行政や産業界からの意見もお聞きしながら、プラットフォームの構築を目指し、準備してきました。

8月9日時点での参加校は、
植草学園大学、植草学園短期大学、神田外語大学、敬愛大学、淑徳大学、千葉経済大学、千葉経済短期大学、千葉明徳短期大学、東都医療大学、帝京平成大学、放送大学の計11大学・短期大学です。

私自身は、プラットフォームの運営委員長として引き続き、取り組みに関わっていく予定です。ご支援、ご協力を賜りますよう、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

日本代表監督について思うこと

 本日、サッカー日本代表チームが帰国し、会見で西野朗監督が任期満了で退任することが明らかになりました。

 ベルギー戦の翌日にクリンスマン氏の名前が報道されたことに違和感を持ちました。もちろん、クリンスマン氏がダメだということではありません。技術委員会で、今回のW杯での戦いの分析、日本代表のサッカーの課題、今後、どのように成長していくべきか、というレポートが出る前に、新たな名前が出てしまうことへの違和感です。

 監督は「名前」で選ぶわけではないと思います。日本代表というチームの「哲学」とは何か、課題は何か、これから成長していくために、何を付け加えていくべきなのか、ということを踏まえて、それを実現できる監督を選ぶべきだと思います。

 それがクリンスマン氏なのか、ドナドニ氏なのか、それともヴェンゲル氏なのか。または、西野監督の続投なのか。

 技術委員会でしっかりと分析をした上で、次期監督を選んでもらいたいと思います。

「生きる力」を身に付ける政策学的思考法

「生きる力」を身に付ける政策学的思考法‐これから、僕たちは、どのような世界で生きるのか ‐

AI、IoT、ロボットなどの技術が社会をどのように変化させていくか、その社会の変化と政策との関係をどのように考えていくか、社会が変化していく中で「コミュニティ」の役割は、ますます高まっていくという視点で、「未来技術、情報」と「制度、法律、経済」の関係を見たときに、どのような政策が必要になっていくのか研究をしています。社会のイノベーションと制度、法律、経済の仕組みとの間にギャップにこそ、政策論の必要性があると考えています。

オープンキャンパス 模擬講義

6月24日開催のオープンキャンパスで、模擬授業を行います!
11時40分頃からのスタートです。

「生きる力」を身に付ける政策学的思考法‐これから、僕たちは、どのような世界で生きるのか ‐

現在、AIやIoT技術の進展、さらには日本の政治経済状況、国際社会の情勢の変化の中で、私たちにはどのような未来が待っているのでしょうか。このような社会の変化の中で生きていくために必要な「政策学的思考法」を紹介するとともに、受講生の皆さんと一緒に、著しい変化の中で、私たちはどのように生きていくべきか、考えてみることで、皆さんの進路選択にお役に立てればと考えています。

淑徳大学オープンキャンパス情報は、こちらから

本当に強い大学2018(東洋経済新報社)

週刊東洋経済が毎年発行している臨時増刊「本当に強い大学2018」が、今年も発行されました。就職率ランキングを見てみると、文理融合系(人間科学、政治政策系」で、私たち「淑徳大学コミュニティ政策学部」が1位になりました。2位が愛知学院大学総合政策学部、3位が広島女学院大学人間生活学部でした。

 

 

 

「サービスラーニング教育とは何か」

 コミュニティ政策学部では、開設時から一貫して「サービスラーニング教育」を教育研究の軸として位置付けられており、私たちの教育の「原点」とも言えます。私自身は、特にこの4年間、サービスラーニングセンター運営委員長として、学生の皆さん、教職員の皆さん、そして学外のパートナーの皆さんのご支援を賜りながら、サービスラーニング教育の充実に向けて共に歩ませて頂きました。
 「サービスラーニング教育とは何か」。この「問い」への答えを、常に考えてきました。そして、その答えは、やはり本学の建学の精神である「利他共生」を実践するものでなくてはならない、ということを確信しています。「「利他共生」の精神を体現し、実践することにより、自らの成長を促す手段である」とも言い換えることができると思います。
さて、長谷川仏教研究所でのプロジェクトで石上善應先生が取りまとめられた『おかげの糸』の中に、「無財の七施」について紹介されておりました。
 大乗仏教の精神である「自利と利他」の実践方法の一つに「布施」があります。「布施」とは、必ずしもお金を持っている方だけができることではありません。お釈迦さまは「富者の万灯」よりも「貧者の一灯」に大変に感謝をされ、また喜ばれたようです。例えば、①人に対してやさしい視線をそそぐこと、②なごやかな表情、笑顔で人に接すること、③相手を喜ばせる言葉をかけること、④自分の身体を使い、人のためにつくすこと、⑤相手に対し、きめ細かな心づかいをすること、⑥道行く人に座席を用意したり、座席を人にゆずること、⑦泊るところを提供すること、の7つも「布施」であると説かれます。「布施」とは、何か特別なことではなく、私たちの日常の中で、当たり前にできること、そして少しの心構えでできることなのだと教えてくれます。私は本学のサービスラーニング教育とは、「布施」の実践であると考えています。サービスラーニング教育を通じて、人間としての豊かさも育んで頂きたいと思います。そのためには、特別な知識、スキルが必要なのではなく、日々の生活の中で、自分と他者を大切にする気持ちを持ち、行動に移すことができることが必要なのではないかと思います。公務員を目指される方も、民間企業を目指される方も、それ以外の道を目指される方も、このことには変わりありません。専門性を超えて、他者に寄り添い、共に歩むことができる「人間力」、「心」をしっかりと育む機会を得ることができるのが本学部の魅力でもあります。
 最後に「啐啄同時」という言葉を紹介します。雛が孵るためには、雛が卵の殻の中から殻をつつき音を出す「啐」と同時に、親鳥が殻をつつき、それを破ること(「啄」)が必要です。これは教育にも通ずることと思います。何か特別なことではなく、学生の皆さんと教職員の皆さんが一緒に心を合わせながら取り組み、成長をしていくことができる、これがサービスラーニング教育の要諦と思います。

2018年3月
淑徳大学サービスラーニングセンター運営委員長
矢尾板俊平
(コミュニティ政策学科長)

※淑徳大学サービスラーニングセンター年報第8号(2018年3月発行)「巻頭言」に掲載
(一部、加筆・修正)