えっ、それは国の仕事じゃないの?


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えっ、それは国の仕事じゃないの?

千葉県議会議員選挙、千葉市議会議員選挙、3日目を迎えました。
駅に行くと、昼も夜も、多くの候補者が演説しています。その演説を聞いていると、政党の政策ではなく、候補者自身の政策に関してですが、「それは国の仕事では?」と思うことや、市議会議員選挙の立候補者の演説を聞いていると「それは県の仕事では?」と思うことがあります。
そもそも、国、広域自治体、基礎自治体は、それぞれ「権限」が違うので、「できること」と「できないこと」があります。少なくとも、「国の仕事」、「広域自治体の仕事」、「基礎自治体の仕事」は整理しておく必要があると思います。
もちろん、多くの候補者の皆さんは、勉強されて、ご自身なりの考えをまとめ、主張をされています。しかし、時に「勉強不足だなぁ」と感じる候補者がいることも事実です。
また、抽象的な政策を語る候補者もいます。現在、EBPM(エビデンス(論拠)に基づいた政策形成)の取り組みが進められており、候補者にも、データや分析結果などの論拠、「エビデンス」に基づいて政策立案をして欲しいと感じます。その点では、政策研究者の役割は重要になっていくかもしれません。
候補者の皆さんには、「政令市」の仕事、権限を整理された上で、地域の課題解決のために、具体的に、何を、どのように取り組むのか、ということを示して欲しいと思いました。