全国的に「地域運営組織」の在り方については、模索と検討が続いていると思います。自治体ごとに、その「目的」も異なり、いろいろな「スタイル」もあります。
高齢化、子ども・子育て、防災、地域活性化など、地域に期待も高く、それぞれの現場で、皆さんが汗をかき、がんばっておられます。その中で、そうした活動をサポートしていくために「地域運営組織」の役割を再確認しておく必要があると思います。ここでヒントになる言葉が「コレクティブ・インパクト」という考え方であると思います。
それぞれの地域には、それぞれの特性があり、課題があります。だから「地域運営組織」のスタイルも、それぞれ合っても良いと思います。その理由は、住民の方が自分たちに合った「スタイル」で、自分たちがやりやすい方法で取り組むことができる方が良いと思うからです。住民の方が柔軟に自分たちに合ったスタイルを選択することができるようなサポートをさせていただくことが重要だと思います。
その意味では、個々の地域の方々と個々に相談をしながら、その地域に合った「地域運営組織」の在り方を、一緒に考えさせていただく、その地域に必要なアドバイザーの方、サポートをしてくれる方や機関とマッチングをさせていただくなどが重要だと思うので、そうしたサポートの仕組みは必要なのではないかと思います。