ちばでも2021衆院選 候補者アンケート理由(質問1)

回答の理由

田嶋要さん
安倍政権は株価は上がったが賃金は上がらないということに象徴される経済政策で、格差を拡大させた。菅政権は安倍政権の経済政策を踏襲した上、コロナ対策において感染が落ち着いた時期に医療体制を整えるべきという野党の主張を無視し、自宅療養を強いられ亡くなる方が多数出るなどの人災を引き起こすとともに、補償なき自粛要請で徒に経済を傷つけた。

寺尾さとしさん
憲法を無視し、立憲主義を土台から壊し、辺野古新基地建設反対や原発再稼働反対など国民の声を聞こうとせず、貧困と格差を広げたこと。政治の私物化による政治モラルが崩壊し、忖度政治も生み出してしまったことです。

岡島一正さん
アベノミクスは富裕層や大企業だけを潤わせて経済格差と貧困を増大させたこと。安倍総理自身が事実と異なる答弁を国会で繰り返したり、政権を守るためであれば公文書の廃棄や隠ぺい、改ざんなどを平然と行う風潮を行政内部に蔓延させたこと、集団的自衛権に関するこれまでの政府の憲法解釈を変更して集団的自権を一部行使できることにするなど、その姿勢に大いに問題があります。

浅野ふみ子さん
憲法違反の安保法制強行など、強権政治、モリ、カケ、桜などの私物化や相次ぐ金権問題、2度の消費税増税や新自由主義的経済政策で国民の暮らしを破壊したことなど、どの点でも全く評価できません。

椎名史明さん
岸田政権が引き継ぐ、安倍・菅政治は、日本の政治をとことんダメにしました。
岸田内閣は、政治の中身でも、 「安倍カラー」一色の人事でも、9年間の安倍・菅政治の負の遺産を丸ごと引き継ぐ、安倍・菅直系政権です。
第一に、憲法を無視し、憲法に基づく政治という立憲主義を土台から壊しました。
歴代の自民党政府が国民に説明してきた、「現憲法下では集団的自衛権は行使できない」という憲法解釈を、一内閣の閣議決定で百八十度変更し、憲法違反の安保法制を強行しました。
憲法規範を踏み破った政治は、歯止めがなくなり、共謀罪法、特定秘密保護法など次々に違憲立法を強行しました。憲法の規定に基づく国会議員からの臨時国会開会要求さえも無視するところまで、憲法違反、議会制民主主義破壊の政治はエスカレートしています。
第二に、「聞く耳」を持たない強権政治が横行しています。
県民投票や選挙で繰り返し示された辺野古新基地建設ノーという沖縄県民の意思を踏みにじって、新基地建設を強行しています。国民多数の反対の世論を無視して、原発の再稼働を進めています。日本学術会議への違憲·違法な人事介入を行いながら「理由」さえ一切説明しません。
辺野古新基地建設も、原発再稼働も、学術会議会員任命拒否も、そのまま引き継ぐ岸田政権には、国民の声を「聞く耳」は持ち合わせていないと断ぜざるを得ません。
第三に、貧富の格差を大きく広げました。
アベノミクスの9年問で、大富豪は資産額を6兆円から24兆円へと4倍にも増やしましたが、労働者の実質賃金は年間2 2万円も減りました。子どもの貧困をはじめ、多くの国民にとって貧困が「身近な」ものになったのも、この9年間ではなかったでしょうか。
第四に、政治モラルの堕落と崩壊が極端なものになりました。
森友・加計問題や桜を見る会では、政権のトップが国政を私物化した疑惑の真相解明を妨害するために、現場の公務員に公文書を改ざんさせ、名簿をシュレッダーにかけ、高級官僚が国会で虚偽答弁を繰り返すなど、政権ぐるみで隠ぺいしてきました。
政権の腐敗は、付度(そんたく)政治を生み出し、高級官僚の腐敗など行政機能の劣化も引き起こしています。
岸田首相は、就任会見で「安倍政治、菅政治とどこが違うのか」という質問に、何一つ具体的に答えることはできませんでした。自民党内の「政権たらい回し」では、政治は1ミリも変わらないことを自民党総裁選と岸田内閣の誕生が示しています。政治を変えるには政権交代しかありません。

松本尚さん
対外的に日本のpositionを高め、安保関連法制を確立した。(安倍政権)
学術会議の問題、皇族維持の問題、原発処理水の放出の問題などに道筋をつけた。一方コロナ対策では説明不足があった。(菅政権)

追記:
竹内千春さん
アベノミクスは富裕層や大企業だけを潤わせて経済格差と貧困を増大させたこと。安倍総理自身が事実と異なる答弁を国会で繰り返したり、政権を守るためであれば、公文書の廃棄や隠ぺい、改ざんなどを平然と行う風潮を行政内部に蔓延させたこと、集団的自衛権に関するこれまでの政府の憲法解釈を変更して集団自衛権を一部行使できることにするなど、その姿勢に大いに問題があります。