地域連携プログラム

地域連携プログラム【課題解決型学習・サービスラーニング】の開発

 矢尾板俊平研究室では、課題解決型学習とサービスラーニングを組み合わせたプロジェクト型学修プログラムを開発・実施しています。

 課題解決型学習(Project-Based Learning 略してPBL)プログラムでは、行政、企業、NPOなどのパートナーから課題(テーマ)を提供いただき、一定の期間において、その課題を解決するための取り組みを行っていくことで、学生が「座学」だけではなく、能動的・主体的な実践を通じて学修することができます。この学修方法の特徴は、日々、発展し、拡大し、イノベーションしていく現実的で実践的な知見を吸収しながら、学生が能動的・主体的に目的や目標を発見し、その目的・目標に向けて活動をすることで、学修の意欲を向上させる効果が期待できる点です。

 サービスラーニングとは文部科学省の用語集では、次のように説明がされています。
「教育活動の一環として、一定の期間、地域のニーズ等を踏まえた社会奉仕活動を体験することによって、それまで知識として学んできたことを実際のサービス体験に活かし、また実際のサービス体験から自分の学問的取組や進路について新たな視野を得る教育プログラム。サービス・ラーニングの導入は、①専門教育を通して獲得した専門的な知識・技能の現実社会で実際に活用できる知識・技能への変化、②将来の職業について考える機会の付与、③自らの社会的役割を意識することによる、市民として必要な資質・能力の向上、などの効果が期待できる。
(詳細:http://www.human.tsukuba.ac.jp/gakugun/k-pro/aboutSL/aboutSL.html)
出典:文部科学省「「予測困難な時代において生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ」(審議まとめ)」より」

 すなわち、課題解決型学習教育とサービスラーニング教育を組み合わせることで、行政、企業、NPO、地域社会のパートナーからのニーズに基づいて提供される「課題(テーマ)」を一定期間、その課題解決のために学生が主体的・能動的に研究調査や実践活動を行い、課題を解決しする教育であると言えます。

 矢尾板俊平研究室では、このような教育プログラムの開発を行政、企業、NPO、地域社会の皆さまに、課題提供を頂けるパートナーになっていただきながら進めています。

河合塾『Guideline』2016年11月号
カリキュラム全体を通じて「エンゲージメント・マネジメント」実現をめざす

『千葉教育』平成28年蓮号(2016年)(2016年6月28日発行)
「未来を主体的に選択する力」を育む主権者教育

『Voters 考える主権者を目指す情報誌』(明るい選挙推進協会)(2013年10月18日発行)
みんなで民主主義を育てよう!『ちばでも』という学生と地域の方々との挑戦

(プロジェクト)

〇こども若者の社会参画
こども若者の意見をまちづくりに活かし、またこども若者が主体的にまちづくりに参画することができる仕組みづくり

〇ソーシャルイノベーションプロジェクト
社会の変化の中で、民間企業のビジネスモデル、行政や地域マネジメントモデルを、どのように「イノベーション」していくか、またそのイノベーションをどのようにマネジメントしていくかについて、共同研究を行います。

〇地域交流のデザイン運営と情報発信プロジェクト

「地域運営組織」や「小さな拠点」等の議論を踏まえ、また地域包括ケアシステムの構築を目指し、地域の中で人々の幸せに寄り添い、交流を生み、共に幸せを感じられるような仕組みづくり。
「稲毛区「幸せシティ」プロモーション」(千葉市稲毛区地域活性化支援事業)
「佐倉市弥富地区」(ふるさと弥富を愛する会との連携)

〇地域づくりプロジェクト
フリーペーパー『FUTURE VISION WORKSHOP~未来を創造するワークショップの道具箱~』
RiSM『いなげソーシャル人物・団体図鑑プロジェクト

〇DREAM CHIBA PROJECT
DREAM CHIBA PROJECT 2012
DREAM CHIBA PROJECT 2013

〇ソーシャルデザインラボ
新たな社会をデザインする試み
地方創生やソーシャルビジネスの研究