(現職の方)4年間、最も取り組んでこられたことについて
(新人の方)立候補の理由について、教えてください。
桜井ひでおさん
特定の地域課題や世代課題に取り組むというより、誰もが何かしらのマイノリティ的な要素を抱えているとの考えから、少数者の視点を全体に活かす、ひとりの声がみんなのために活かされる政治を心掛けてきました。
具体的な取り組みとしては、千葉市の児童相談所にジャージ姿で泊まり込んで、議員であることを児童に隠して、寝食をともにし語り合った成果を、当事者の視点から虐待対策としてまとめあげて、議会で提案し、全国に先駆けた児相改革を実現できました。
また、稲毛区の一人の若いママさんから、コンビニの成人雑誌が児童の目線に見える状態で、トイレの横に置いてあるのはおかしいとの声を戴き、法律上の課題を検討、すなわちリーガルチェックを踏まえたうえで、これまでの有害図書の内容規制とは異なる、成人雑誌の陳列対策として、新たに千葉市議会で提案し予算化できました。対策は一旦とん挫しましたが、地元メディアや地元・稲毛区にある大学の応援もあり、そして何よりも、千葉市民の皆様からの圧倒的な後押しがあったおかげで、千葉市から始まり、今年の8月末には、全国の全ての大手コンビニで、成人雑誌の販売が中止になります。
これらは、私が自宅の住所や携帯電話の番号を公開していることから、この4年間で1500件以上、市民の皆様から相談を戴き、その声がもとになっています。そして、大学で法律学士、社会学修士を取得したことから、市民の声を単なる要望に終わらせずに、その複合的な課題にアプローチする政策へと磨きあげ、現在も稲毛区内の大学院の博士後期課程に在学していますので、リアルタイムで社会問題に接近し、専門家と会い、時には解決のために議論する場を設定できる環境にあるおかげでもあると、大学に大変感謝しております。
依田和孝さん
在宅医療介護事業、障がい者支援事業、保育事業を千葉市内で23事業運営しております。
看護小規模多機能型居宅介護施設も千葉市稲毛区に初めて開設。現在2施設を運営。
今年の4月に障がいや医療的ケアが必要な子供たちを受け入れることが可能な認可保育園を稲毛区に開設。千葉県では初めての試みに民間事業として挑戦しています。
障がいや認知症、難病を持つ方達が地域社会で生活することに非常に苦労されています。ご自身が(若年性)認知症になった時、交通事故や難病で身体の不自由が発生した時、地域社会の支援をどれだけ得られるか想像がつくでしょうか?弊社のご利用者は地域社会や行政の支援をもっと必要としています。
また、縦割り行政による弊害(弊社事業としては介護保険事業課、地域包括ケア推進課、障がい福祉課、幼保支援課等々にそれぞれ関わり苦慮しています)により、情報難民となっている市民がいる実態について行政側の意識は希薄です。
縦割り行政に横串を刺し、福祉行政のワンストップ窓口を作るべく立候補致します。