評価基準・評価方法

1.評価の流れ
(1)プレゼンテーション
① フロアごとに複数教員による評価
② フロアにおける総合得点上位3チームが論文審査に進出
(2)論文審査
① プレゼンテーション評価者とは別の複数教員による論文審査
② 総合得点にて最優秀パート・優秀パートを決定
(3)閉会式
① 結果発表と表彰式
② 最優秀パートによるプレゼンテーション

2.評価方法
皆さんに求められていることは「良く考察がなされた研究を行うこと」そして「それを効果的に他者に伝えること」の2点です。そのため、プレゼンテーションと論文、2段階の審査方法を採っています。プレゼンテーションは論文審査を受ける最低基準となり、(プレゼンだけでなく)論文もしっかりと仕上げたパートが最終的に高い評価を受けられることになります。もちろん、良い論文ができていなければ良いプレゼンテーションは困難だと思いますので、どちらも努力することが必要になります。

3.プレゼンテーション審査
プレゼンテーションによる1次審査はあくまでプレゼンテーションのみを対象に評価を行い、各フロアに優秀パートを3チームずつ選出します。評価者は、評価ペーパーにおける評価項目に従って採点をします。

4.論文審査
論文審査は、原則としてプレゼンテーション評価を行った教員以外の評価者が審査を行うことにします。これは、プレゼンテーションのイメージに評価が引きずられず、あくまで論文そのものの内容や構成を評価します。その結果を踏まえ、最優秀パート・優秀パートを選出します。

5.結果発表
最優秀パートは閉会式の最後に全員の前でプレゼンテーションを行ってもらいます。優れた水準の研究を全体で共有しましょう。

6.プレゼンテーション評価項目(各項目4点満点:20点満点)
① 【問題発見力】:論題解釈のプロセスで適切に問題を発見し、テーマ設定ができているか。
② 【独創性】:テーマ設定、議論の構成、分析手法などにおいてオリジナリティを発揮できているか。
③ 【説得力】:理論や実証、事例研究などにおいて、自分たちの考えを、説得力をもって立証できているか。
④ 【論理性】:論題解釈から結論まで、整合性のとれた円滑な論理が展開されているか。
⑤ 【表現力】:プレゼンテーションは総じて分かりやすく、聴衆の理解を促し、時間配分も適切であったか。

7.論文評価項目(各項目4点満点:20点満点)
① 【問題発見力】:論題解釈のプロセスで適切に問題を発見し、テーマ設定ができているか。
② 【独創性】:テーマ設定、論文構成、分析手法などにおいてオリジナリティを発揮できているか。自分たちの研究への貢献をうまく主張できているか。
③ 【説得力】:理論や実証、事例研究などにおいて、自分たちの考えを、説得力をもって立証できているか。
④ 【論理性】:論題解釈から結論まで、整合性のとれた円滑な論理が展開されているか。先行研究のサーベイを適切に行い、論理展開に活かしているか。
⑤ 【表現力】:論文は分かりやすい文章で綴られ、図解なども見やすく工夫ができているか。引用や出典も適切に示してあるか。

注意事項
基本的には上述の方法・基準で評価を行っていく予定ですが、参加パート数・教員配分の事情による変更、評価項目や評価の点数ウェイトが変わり得る事があります。