経済学概論B(2018年度)

授業名:経済学概論 B
開講学期:2018年度 前学期
曜日・時限:金曜2限
授業目的:
経済学の基本的な理論に関する知識を修得することにより、現実社会における経済現象(事象)を理解することができるようになることが、本講義の目的である。
授業内容:
本講義では、ミクロ経済学とマクロ経済学の基本的な理論の理解を深めていく。特に、ミクロ経済学の話では、余剰分析の考え方を学び、規制改革の効果を検討できるようになることを目指す。
マクロ経済学の話では、国民所得の決定、IS-LMモデル、物価、為替と貿易についての考え方を学び、現実社会における経済現象(事象)を理解することができることを目指す。本講義は、経済学の入門(初級)であり、少なくとも、高等学校等の公民科の授業を展開していくために必要とされる知識を修得するとともに、日常の新聞記事等の内容を理解するための知識を修得することを目指したい。
到達目標:
経済学の基本的な理論に関する知識(ミクロ、マクロ)の知識に基づき、簡単な分析をすることができる。
現実社会における経済現象(事象)について、経済学の基本的な理論に基づき、説明することができる。
授業形態:
講義形式を中心に行う。授業において、学生の主体的・自主的な学習活動を促進する手法を活用する。具体的には、ペアワーク、グループワークにおいてディスカッションを行う。
事前・事後学習の所要時間:
事前学習2時間、事後学習2時間とし、合計で、事前事後学習の時間として60時間を要するものとする。
テキスト:
川本明・矢尾板俊平・小林慶一郎・中里透・野坂美穂『世の中の見え方がガラッと変わる経済学入門』、PHP研究所、1500円+税
評価方法:
授業参加姿勢(リアクションペーパー等)、事前事後学習の成果および授業内で行う確認テストで総合評価する。
評価基準:
授業参加姿勢:25点、事前事後学習:25点、確認テスト:50点
試験・レポート等のフィードバック:
第15回目の授業でフィードバックを行う。
注意事項及び履修条件:
経済構造と経済政策、政策過程論を同時に履修しておくことが望ましい。