お考えになられている千葉市の課題を教えてください。
桜井ひでおさん
先ほどの質問よりもこの質問が先に来て、それから4年間で取り組みたいことを挙げる流れのような気がしますが(笑)
私は名古屋市で生まれ、大阪、東京、そして東北の仙台市ですごし、東日本大震災を経験し、その翌月に千葉に参りました。被災した私とその家族を温かく迎え、支えていただいた地域の皆様に恩返ししたくて議員活動をしています。
そのように様々な政令市、大都市で生活して、千葉市に極端に足りないと感じるのは、道路の整備です。これは、いやおうなしに受け継がなくてはならないモノなので、条令のように時の議会で廃止し、あとかたもない状態にできるものでもありません。
何がいけないのかと聞かれれば、計画性のなさと、あえて雑な言い方をしますが「横着な仕事の仕方」です。都市の成り立ちというか、歴史的経緯を抜きに語れない面もありますが、現在でも計画性のなさと横着さを感じますので、市議会議員としてチェック機能を持たなければといけない思っています。
ちなみに、千葉市にとって重要な磯辺茂呂町線という都市計画道路は55年前に計画が決定され、若葉区や緑区のエリアはかなり整備されましたが、稲毛区のエリアは用地取得でさえ、平成29年度末でまだ42%です。
本日は、千葉市の課題だけ聞かれましたが、利点も感じています。それは、これも当たり前で既に感じないかもしれませんが、マリンスタジアムで明らかなように、風がとても強いということです。あれだけ、風の影響を頭に入れなければならないプロ野球の球場は他の都市にはありませんし、私は前職で少年院や鑑別所の教官を経験しましたが、他の都市では屋外でも行っていたバドミントンの授業が、千葉市では風の影響で成立しませんでした。
しかし、この風は日常的に強いからこそ、再生エネルギーに展開しうるのではと思います。もちろん、千葉市だけでなく、県内の他都市との連携が必要になると思いますし、政治においても地方議員だけで考えられる問題でないので、国会議員との連携も必要で、既に意見交換を行っています。
依田和孝さん
縦割り行政による弊害(弊社事業としては介護保険事業課、地域包括ケア推進課、障がい福祉課、幼保支援課等々にそれぞれ関わり苦慮しています)により、情報難民となっている市民がいる実態について行政側の意識は希薄です。
縦割り行政に横串を刺し、福祉行政のワンストップ窓口を作ります。