回答の理由
田嶋要さん
中国で感染拡大が進んでいた2020年2月に事態を軽視し、春節休みにあわせた訪日を安倍総理が中国人観光客向けに発することに代表されるように、消極的な水際対策に終始し、変異株の急速な流入を招いた。また感染が落ち着いた時期に医療体制を整えるべきという野党の主張を無視し、自宅療養を強いられ亡くなる方が多数出るなどの人災ともいえる事態を引き起こした。一時給付金や家賃保証など野党が早期に提唱した対策を当初は無視し、数か月遅れて実施する例が目立った。他方でGoTo事業やアベノマスクなど、感染予防と経済政策の観点からは実効性が乏しい事業は迅速に実施し、やるべきことをやらず、やるべきでないことをやったコロナ対策であったと考える。
寺尾さとしさん
持続化給付金や家賃支援給付金などが一度きり。原則自宅療養で多くの国民の命が奪われたことに対する反省もなく、検査も広げようとしないため。
岡島一正さん
政府の対応は後手後手で、初動や感染拡大期においても、徹底した検査、医療支援、事業者支援などの取り組みが不十分でした。また、宣言解除の基準も甘かったため、リバウンドが何回も繰り返されました。ワクチン確保の遅れや、所管大臣の役割が不明確であるという司令塔の複雑化も問題です。
浅野ふみ子さん
検査抑制や「GOTO」、オリパラ強行など科学無視の姿勢、臨時国会拒否など声を聞かない説明しないというやり方、収入の減った人や事業者への補償が不十分で、自己責任任せで最後は原則自宅療養など問題だらけです。
椎名史明さん
菅政権のコロナ対策には3つの致命的欠陥があります。第1は科学を無視してきたことです。「PCR検査を広げると医療崩壊が起こる」と言って検査を抑制し「GoToキャンペーン」でウイルスを日本中に広げました。オリ・パラの強行開催で感染爆発を招くなど、科学を無視した大失政です。第2に国民の声を聞こうとしない、国民に説明しないという問題です。2年続けた臨時国会を開かずコロナ対策もしませんでした。第3に、コロナ対応にまで「自己責任」を持ち込んだことです。持続化給付金、家賃支援給付金を一回 きりで打ち切ってしまいました。感染拡大や医療崩壊を招いたのはまさに安倍菅政治の人災ともいうべきものです。
松本尚さん
国民への説明不足、司令塔が見えない。政府分科会との意見の解離など。
追記:
竹内千春さん
政府の対応は後手後手で、初動や感染拡大期においても、徹底した検査、医療支援、事業者支援などの取り組みが不十分でした。また宣言解除の基準も甘かったため、リバウンドが何度も繰り返されました。ワクチン確保の遅れや所管大臣の役割が不明確であるという司令塔の複雑化も問題です。